投稿者 FOMA 日時 2003 年 10 月 11 日 23:50:09:
米マイクロソフトは25日、都内で記者会見を開き、国産基本ソフト(OS)「トロン」の開発団体と共同でネット家電用のOSを開発すると発表した。パソコン用OSで世界シェア8割以上を握るマイクロソフトの「ウィンドウズ」と、処理速度が速くてパソコン以外の機器制御に適したトロンを組み合わせ、ネットに接続できるビデオカメラやデジタルテレビ、ファクシミリなどに向いたOSを開発して世界標準獲得を目指す。
トロン開発者の坂村健・東京大学教授が主導してソニー、NTTドコモなど250社が加わる企業連合「T―エンジンフォーラム」に、マイクロソフトが加盟、共同開発を進める。マイクロソフトとトロン陣営は競合関係にあり、ライバルが組む形になる。 具体的には、トロンの発展形である「T―エンジン」の上でマイクロソフトの携帯機器用OS「ウィンドウズCE」が動く仕組みを12月をメドに整え、家電・情報・通信機器メーカーに新型OSとして採用を働きかける。機器の内部制御をトロンが担い、操作画面はパソコン利用者が慣れたウィンドウズと同様の構成になる。「日経」