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私たちは日に数度の食事をします。食べた食物は、消化されてエネルギーとなり、残りカスが排泄物としてでていきます。ところが、消化し切れなかったもの「未消化物」が排泄されず、体内に蓄積し、血液やリンパ管の内壁に付着し、管の内径が狭まり、流れがにぶり、組織への酸素やエネルギー減の供給が悪くなり、結果組織が弱まるのです。 アーユルヴェーダでは、体内に溜まる未消化物を「アーマ」と呼びます。 このアーマによって起こる症状や病気は、数知れません。肩こりもアーマの蓄積に より、血管,リンパ管などの流れが阻害されて起こるのです。もともとアーマは食べ物なので、消化力を上げ、消化しやすい食事内容にすることで、消化しきることができます。 方法 *毎食、白湯「さゆ」をコップに一杯飲む 白湯は消化力をあげ、アーマを溶かします。やかんの蓋をとり15分ほど沸騰させ、 できるだけ、熱い温度のまま飲む。 *毎食6つの味を食べる「甘、塩、酸、辛、渋、苦」 人は胃で物を食べると同時に、舌でも食べます。舌は6つの味を感じた時にバラン スがとれ満足感につながります。甘い物から食べ始め、苦いもの、渋いもので終 わるようにします。苦いものはあとをひくことなく楽に終わらせることができ、 最後に渋いお茶でしめくくります。 *しょうがを食事に使うようにする 消化力をあげるには、もってこいの食物です *食事中、前後に冷たい物を飲まない 冷たい飲み物は胃の中を直接冷やします。消化液は酵素ですから、温度が下がれば その機能は低下します。飲んだあとしばらくすると、心と体が重くなり、消化が 停滞し、アーマか作られてしまいます *食事や間食は空腹を感じたらとる 食後は最低3時間はものを食べないようにします。食事が完全に消化されていれば 間食はかまいません *落ち着いた気持ちで座って食事をする *できたての温かいものを食べる 料理はできたての温かいものがもっとも消化しやすい。 *適度に油の含んだ食事をする 全く油っ気なしの食事も消化力を落とします *生の食物を多く取らない はちみつと果物以外は生で食べると消化に悪い *その土地にできた旬のものを食べる その土地でできた作物はその土地のバランスを整えるように存在している *ハチミツは生で食べる 40度以下のお湯に溶かすぐらいにし、低温処理か生ハチミツを購入する *ミルクは温めて、甘いものと一緒に飲む *よく噛む 噛むという行為は、消化の第一段階です 上記はアーユルヴェーダ、病気の元「アーマ」を取り除くための、方法を一部 抜粋しました。大切なのは「無理なことはせずにおいしく食べる」「できるものからやってみる」です。できそうなものからひとつずつ、はじめてみては。 次回はリフレクソロジーとは |
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